writer: Auro / ジャンル: その他 / 難易度:
$a, b$ を実数とする。複素数 $z$ に対して
$$
f(z)=z^{2}+a z+b
$$
とおく。また,方程式 $f(z)=0$ のすべての解は $\lvert z\rvert \le 1$ を満たしている。
$(1)$ 点 $f(1+i)$ がとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ。
$(2)$ 点 $w$ が虚軸上を動くとき,点 $f(w)$ がとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ。
範囲を文章や不等式で表せば可とします。
例)・$3$点$1$,$1+i$,$-1+i$を頂点とする三角形の周及び内部。
・座標平面における不等式 $y\le x^2$が表す領域。
$\alpha, \beta$ を複素数とし,$0$ でない複素数 $z$ に対して
$$
f(z)=\alpha z^{2}+z+\dfrac{\beta}{z}
$$
とおく。$\alpha, \beta$ は
$$
\lvert f(1)\rvert \le 2 \quad \text{かつ} \quad \lvert f(i)\rvert \le 2
$$
を満たしながら動く。ただし,$i$ は虚数単位である。
(1) $f(1+i)$ がとりうる範囲を求め,複素数平面上に図示せよ。
(2) $\lvert f(1+i)\rvert$ の最大値を求めよ。
(3) $P(\alpha), Q(\beta)$ とおく。$f(1+i)$ が実数,かつ $f(1), f(i)$ がともに $-2$ 以上 $2$ 以下の実数であるとき,線分 $PQ$(端点を含む)が通りうる範囲を複素数平面上に図示せよ。
⑴、⑶については、どんな図形になるかを解答すれば可とします。
例)原点を中心とする半径1の円(周と内部を含む)。
$a, b$ を実数とする。複素数 $z$ に対して
$$
f(z)=z^{4}+a z^{3}+b z^{2}+a z+1
$$
とおく。また,方程式 $f(z)=0$ のすべての解は $|z|\le 1$ を満たしている。
$(1)$ 点 $(a, b)$ に関する必要十分条件を求めよ。
$(2)$ $f(1+i)$ がとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ。
$(2)$について、$f(1+i)$が動きうる図形を説明すれば可とします。