予想のルールと定義
- 泡 (バブル) $B$: 2次元平面上に存在する、正方形の領域とします。各泡は中心点と辺の長さ $L$ を持ちます。
- 成長率 $R(B)$: 各泡 $B$ は、自身の辺の長さ $L(B)$ に比例して成長しようとします。
- 成長しようとする速さ: $k \cdot L(B)$ ($k$ は普遍的な正の定数)
- 例えば、辺の長さが2倍になれば、成長しようとする速さも2倍になります。
- 相互作用 (衝突と抑制):
- 泡 $B_1$ と $B_2$ が部分的にでも重なる場合、それらは「衝突している」と見なします。
- 衝突している泡は、互いの成長を妨げます。特に、泡 $B$ の成長率 $R(B)$ は、衝突している各泡の数に反比例して減少します。
- 実際の成長率 $R_{\text{actual}}(B) = \frac{R(B)}{1 + (\text{衝突している泡の数})}$
- 例: 1つの泡と衝突していれば、成長率は $R(B)/2$ になります。
- 成長の停止: 泡が成長しようとする実際の成長率 $R_{\text{actual}}(B)$ がゼロになったとき、その泡の成長は完全に停止します。
予想の内容
任意の有限個の泡(それぞれ任意の初期位置と初期の辺の長さを持つ)からなるシステムにおいて、「相互作用する泡」のルールに従って成長させると、最終的に全ての泡の成長が完全に停止する。すなわち、無限に成長し続ける泡のシステムは存在しない。
解凍形式
この予想が正しいことの証明または、正しくないことの証明をしなさい。