次の条件に当てはまる月のついたちは「▢月一日▢曜日」である。ただし、今年はうるう年ではなく、このカレンダーは左から日月火水木金土となっている。
1,この月のカレンダーは同じ曜日が5回ある曜日が「三つ」ある。(例えば月、火、水が一ヶ月に5回ある月であれば3つ。)
2,この月の再来月のついたちは「木曜日」である。
3,この月のカレンダー上で、第三週には素数が「2つ」ある。
4,この月のカレンダー上で、火曜日には10の倍数が「ない」。
5,この月のカレンダー上で、土曜日には1が2つ含まれている。(1,8,15,22,29であれば2つ。)
6,この月を2進数で表すと1の個数が「2つ以上」で、1と0の個数の差が「0」である。(例えばこの月が11月の時は2進数で表すと1011であり、1が3つで差は2である。)
何月で何曜日かを行を変えて半角数字と漢字でそれぞれ一文字でお答えください。
例 1
日
カレンダーにはどんな種類があるか考えてみましょう。28日まであるのは二月、30日まであるのは4,6,9,11月、31日まであるのは1,3,5,7,8,10,12月の3種類。そして、ついたちが日~土から始まる7パターン。書き出してみるのは手です。
まず条件をかみ砕いてみましょう。条件1~5を簡単に言うと次のようになります。
条件1・・・この月は31日まである。つまりこの月は1,3,5,7,8,10,12月のどれか。
条件2・・・再来月のついたちは木曜日。ここで、全部のパターンを書き出してみると、
1月・・・再来月は3月でついたちは3曜日分ずれる。(以下多少省略)
2月・・・4月で3曜日分。
3,4,5,6,8,9,10,11月・・・それぞれ5,6,7,8,10,11,12,1月で5曜日分。
7,12月・・・それぞれ9,2月で6曜日分。
このことから、木曜日から3,5,6曜日分戻るとそれぞれ月、土、金となり答えの曜日はこのうちのどれかである。
条件3・・・第三週には素数が2つある。全パターンを書き出してみましょう。(作りやすいように一桁の数字を0をつけて二桁にして、全て31日まである想定で作っています。)
A B C
日 月 火 水 木 金 土
01 02 03 04 05 06 07 01 02 03 04 05 06 01 02 03 04 05
08 09 10 11 12 13 14 07 08 09 10 11 12 13 06 07 08 09 10 11 12
15 16 17 18 19 20 21 14 15 16 17 18 19 20 13 14 15 16 17 18 19
22 23 24 25 26 27 28 21 22 23 24 25 26 27 20 21 22 23 24 25 26
29 30 31 28 29 30 31 27 28 29 30 31
D E F
01 02 03 04 01 02 03 01 02
05 06 07 08 09 10 11 04 05 06 07 08 09 10 03 04 05 06 07 08 09
12 13 14 15 16 17 18 11 12 13 14 15 16 17 10 11 12 13 14 15 16
19 20 21 22 23 24 25 18 19 20 21 22 23 24 17 18 19 20 21 22 23
26 27 28 29 30 31 25 26 27 28 29 30 31 24 25 26 27 28 29 30
31
G 01
02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
となり、第三週に注目すると素数が2つなのはA,B,D,F,Gの5パターンで、この月はこのうちのどれかである。つまり、一日は日、月、水、金、土のどれかである。
条件4・・・火曜日には10の倍数はない。つまり10,20,30がないということだ。(条件1より、2月ではないため30も含む。)上のカレンダーを参考にすると、火曜日に10の倍数がないのはC,D,F,Gであるが条件3よりCはない。よってこの月はD,F,Gのどれかである。
条件5・・・土曜日には1が2つ含まれている。つまり、これも上のカレンダーを参考にすると、土曜日に1が2つ含まれているのはA,C,Gであるが、条件3,4より、A,Cはない。よってこの月はGのパターンである。
条件6・・・二進数で表すと1=1 2=10 3=11 4=100 5=101 6=110 7=111 8=1000 9=1001 10=1010 11=1011 12=1100 となり、1が2つ含まれていて1と0の差が0なのは9,10,12がつのどれかであるが、条件1より9はない。よってこの月は10月か12月である。
以上より、Gパターンであるとわかったので、ついたちは土曜日である。
また、条件2より5曜日分戻っていたので、3,4,5,6,8,9,10,11月のどれかであるが条件6より10月か12月であったので、この月は10月。
よって答えは10月1日土曜日?あれ、解答形式一文字でってなってるけどどういうこと?10だと二文字になるし半角数字で、だから十にもできない...
よく問題文をみてみると、「」がついているところが気になりますよね。
はじめの、「▢月一日▢曜日」。条件1の「3つ」。条件2の「木曜日」。条件3の「2つ」。条件4の「ない」。条件6の「2つ以上」と「0」。どれも強調しているかのようでしていませんでした。実は「」がついているところは全て嘘をついているとしたら?(はじめから条件を精査し直しかよ(;゚ロ゚))(次がラストヒントです)
条件1・・・31日までない。つまり、2,4,6,9,11月のどれか。
条件2・・・再来月の一日は木曜日ではない。(あまりヒントにはならない)
条件3・・・上のカレンダーを参考にするとC,Eのどちらか。
条件4・・・火曜日に10の倍数があるのはA,B,Eのどれか。
条件5・・・土曜日に含まれている1は2つ。(条件1から31日がないことに注意!)つまり、A,C,E,Gのどれか。
条件6・・・2進数で表した時、1の個数が2つ以上ではく1と0の差が0ではない。つまり、1,4,8月のどれか。
以上から、Eパターンの4月であるとわかり、4月1日木曜日である。これ実はエイプリルフールだったんですね。だから嘘をついていた、と。ここまで頑張ってくれた皆様、お疲れ様でした。