以下が成り立つ正の整数の組 $(a_1, a_2, a_3, b_1, b_2)$ のうち,$a_1$ が最小であるようなものの中で,$b_2$ が最も小さいようなものは一意に定まるので,それについて $a_1a_2a_3b_1b_2$ を解答せよ.
鋭角三角形 $ABC$ について,垂心を $H$,直線 $AH$ と $BC$,$BH$ と $AC$ の交点をそれぞれ $D,E$ とし,線分 $BC$ の中点を $M$ とする.四角形 $BDHP$ が長方形となるように点 $P$ を取ると $\angle APM=90^{\circ}, AE=3, EC=8$ が成立するとき,線分 $AD$ の長さの二乗は互いに素な正の整数 $a,b$ を用いて $\dfrac{a}{b}$ と表せるので,$a+b$ を解答せよ.
$1\leq a_1 < a_2 < a_3 < a_4 < a_5\leq 100$ をみたす整数の組 $(a_1,a_2,a_3,a_4,a_5)$ すべてについて,次の値の総和を求めよ.
$$\frac{a_1}{1}+\frac{a_2}{2}+\frac{a_3}{3}+\frac{a_4}{4}+\frac{a_5}{5}$$
$3\times 1000$ の $2$ つのマス目 $A,B$ があり,これらの $6000$ マスのうち $0$ 個以上に印をつける.印の付け方であり,以下を満たす方法は $N$ 通り存在する.$N$ が $2$ で割り切れる回数を解答せよ.
正の整数について定義され(正とは限らない)整数値を取る関数 $f$ であって,任意の正の整数 $m,n$ について
$$f(mn)=f(m)^2+f(m)f(n)-f(1)$$
を満たすものについて,$(f(1), f(2), …, f(100))$ としてありうる組はいくつ存在するか?
正の整数 $n$ について,$f(n)$ で $n$ の正の約数であり,$n$ の最小の素因数を素因数に持たないようなもののうち最大のものを表す.例えば,$f(2\times 3^2)=3^2, f(2\times 3\times 5)=3\times 5$ である.ただし,$f(1)=1$ と扱う.
また,$g(n)$ で $n$ の正の約数 $d$ すべてについて $f(d)$ の総和を表す.
このとき,
$$g(2\times 3\times 7\times 11\times 13\times 17)-g(5\times 7\times 11\times 13\times 17)$$ を求めよ.
$14\times 14$ のマス目に以下のように整数を書き込む.ただし,左から $m$, 上から $n$ 番目のマスを $(m,n)$ で表すものとする.
いま,PDC 君は $(m,n)$ にいるとき $(m+1,n), (m,n+1)$ に瞬間移動することができ,またそれ以外の移動をすることができない.あるマスからあるマスへの経路について,全ての訪問したマス(出発地点と到着地点を含む)に書き込まれた数字の総和をスコアとする.
$(1,1)$ から $(14,14)$ まで移動するとき,スコアが最小となるような移動方法はいくつあるか?
$$x^4-xy^3+y^2=11, x^3y-y^4+x^2=13$$ を満たす複素数の組 $(x,y)$ について,$\dfrac{y}{x}$ としてありうる値の総和は互いに素な正の整数 $a,b$ を用いて $\dfrac{a}{b}$ と表せるので,$a+b$ を解答せよ.
三角形 $ABC$ について,線分 $BC,CA$ の中点を $M,N$ とし,三角形 $AMN$ の外接円と三角形 $ABC$ の外接円,半直線 $AB$ がそれぞれ $A$ でない点で交わったのでそれぞれを $D, E$ とする.$MD=5, AB=34, BE=7$ が成り立つとき,線分 $BC$ の長さの二乗を解答せよ.
$p^2q+16r=2s^2$ を満たす素数の組 $(p,q,r,s)$ すべてについて,$pqrs$ の総和を解答せよ.
一辺の長さが $68$ の正三角形 $ABC$ について,線分 $BC$ 上に点 $D$ をとり,$D$ から $AB,AC$ に降ろした垂線の足をそれぞれ $E,F$ とする.$BE=14$ が成り立つとき,線分 $CF$ の長さを求めよ.
素数の組 $(p, q, r, s, t)$ について
$$\dfrac{p^4 + q^4 + r^4 + s^4 + t^4 + 340}{8}$$ としてありうる最小の素数値を求めよ.
$\{1,2,…,9999\}$ の部分集合 $S$ であり,任意の $S$ の要素 $a,b(a\neq b)$ について $a+b$ を行ったときに繰り上がりが起きない(どの桁も $10$ を超えない)ようなものについて,その要素数の最大値を求めよ.
$a,b$ を実数とする.$f(x)=x^4+ax^3+bx^2+ax+1$ は $f(1/2)\cdot f(1/3)=4$ を満たしている.$f(2)+f(3)$ としてありうる最小の正の整数値を求めよ.
円に内接する四角形 $ABCD$ について,線分 $AC$ はその直径をなす.線分 $BD$ の中点を $M$ とすると $AM=AD, BD=12, CD=13$ が成立した.線分 $BC$ の長さの二乗を求めよ.
任意の正の整数 $m, n(m\leq n)$ について $\displaystyle |\sum_{i=m}^{n} a_i| \leq 2$
が成り立つような整数列 $a_i (i\geq 1)$ について,$(a_1, a_2, …, a_{100})$ としてありうる組は $N$ 個存在する.$N$ を素数 $97$ で割った余りを求めよ.
訂正: 「非負整数列」と誤りがありましたが,正しくは整数列です.申し訳ありません.