
【補助線主体の図形問題 #108】
問題投稿日の前日7月22日は、分数の$\dfrac{22}{7}$が$\dfrac{22}{7} = 3.\overline{142857} \fallingdotseq \pi$と円周率$\pi$に近い値をとることから「円周率近似値の日」に定められています。というわけで1日遅れですが、円の求角問題を用意しました。どうぞ軽くひねってやってください。
${
\def\myang#1{\angle \mathrm{#1}}
\renewcommand\deg{{}^{\circ}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。角度は弧度法ではなく度数法で表すものとします。
(例) $12\deg$ → $\color{blue}{12.00}$ $\frac{360}{7}^{\circ}$ → $\color{blue}{51.43}$
入力を一意に定めるための処置です。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
接弦定理を繰り返し適用します。既知の角度$\myang{PBR}$を接弦定理で移すことから始めましょう。
$\myang{PBR} = \myang{PBA} + \myang{RBA}$と分割して、それぞれ接弦定理を適用します。2直線$\mathrm{CP}$と$\mathrm{DR}$の交点を$\mathrm{T}$とでもしましょう。
ヒント2から$\myang{TPR} + \myang{TRP}$の値が確定しているはずです。ただちに$\myang{T}$の大きさも求まります。となれば、$\myang{C} + \myang{D}$の値も求まります。
$\myang{QBS} = x$を直接求めるのではなく、$\myang{PBQ} + \myang{RBS}$を経由します。ここに接弦定理の影を感じれば、答えは目の前です!
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