【補助線主体の図形問題 #011】
今日は傍心を登場させてみました。傍心への慣れ具合により難易度の体感が大きく変わるかもしれません。暗算でも解けるように調整してあります。存分に傍心の性質をお楽しみください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
補助線を引いて合同な三角形を何組か見つけましょう。点も増やします。
傍心$\mathrm{J}$から半直線$\mathrm{AD}$、$\mathrm{AB}$のそれぞれに下ろした垂線の足を$\mathrm{H_1}$、$\mathrm{H_2}$とします。この$\mathrm{H_1}$、$\mathrm{H_2}$がからむ合同を複数探しましょう。
1組目の合同は$\mytri{AH_{1}J} \equiv \mytri{AH_{2}J}$です。
2組目の合同は$\mytri{JH_{1}D} \equiv \mytri{JH_{2}B}$です。これら2組の合同から長さが等しい辺の組を探しましょう。
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