【補助線主体の図形問題 #021】
今回は久しぶりに面積関係の問題を用意してみました。複雑な計算は必要ありません。腕に覚えのある方はぜひ脳内だけでの処理に挑戦してみてください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
\def\jpara{\mathrel{\unicode{x2AFD}}}
\def\paraeq{\mathrel{\style{transform:translateY(-0.4em)}{\scriptsize{/\!/}} \hspace{-0.7em}{\style{transform:translateY(0.1em)}{=}}}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm^2$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm^2$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm^2$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
等積変形を利用します。そのためにまずは平行線のありかを確認しましょう。
$\mathrm{AD}$、$\mathrm{BE}$、$\mathrm{CF}$はすべて直径とあるので、その交点を円の中心です。ここから四角形$\mathrm{ABDE}$などは長方形です。
$\mathrm{AB} \paraeq \mathrm{ED}$から$\mytri{ABP} = \;$四角形$\mathrm{ADPE}$が導けます。
四角形$\mathrm{ACDF}$も長方形なので$\mathrm{AF} \jpara \mathrm{CD}$で、$\mytri{ACP} = \mytri{ADP}$です。これとヒント3と組み合わせて、等積な図形を見つけましょう。
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