【補助線主体の図形問題 #012】
日本各地に緊急事態宣言やら蔓延防止等重点措置やら発出されてピリピリしている昨今ではありますが、ここはひとつ心穏やかに図形問題と向き合うのはいかがでしょうか。今回も補助線次第で暗算処理可能なように調整してあります。ひらめきの快感をぜひ味わってください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
2つの$8\cm$を活かす補助線を考えます。点も追加しましょう。
四角形$\mathrm{PQRS}$の内部に点をうまいこと追加すると、扱いやすい2種類の図形が現れます。
$\mytri{PQT}$が正三角形となるよう四角形$\mathrm{PQRS}$の内部に点$\mathrm{T}$を打ちます。正三角形とともに現れた図形は何でしょうか。
正三角形とともに現れる図形は平行四辺形でした。辺の長さを移すだけでなく、平行から角度が決まるところがあります。
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