【補助線主体の図形問題 #015】
今回は円がらみの求長問題にしてみました。地道なド根性解法もありますが、補助線次第では暗算も可能なように仕込んであります。お好みの解法・手法で挑戦してみてください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
\def\myang#1{\angle \mathrm{#1}}
\renewcommand\deg{{}^{\circ}}
\def\myarc#1#2{\stackrel{\style{transform:matrix(#1,0,0,1.5,0,2)}{\frown}}{\mathrm{#2}}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
まずは円$O_{1}$に注目して辺$\mathrm{AP}$、$\mathrm{CP}$の長さを求めましょう。
$\myarc{2.2}{AB}=\myarc{2.2}{BC}$より$\myang{APR}=\myang{CPR}=45\deg$が成立しています。これを使って$\mathrm{AP}$、$\mathrm{CP}$の長さが求まります。
円$O_{2}$の劣弧$\mathrm{AC}$と直線$\mathrm{BP}$との交点を$\mathrm{S}$とでもすると……。
$\mytri{ASC}$と相似な三角形が見つかるはずです。
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