【補助線主体の図形問題 #018】
今回は単純な設定なだけに様々な解法が潜んでいそうな問題を用意しました。あれこれ補助線を引いているうちに解けてしまうかもしれませんが、しっかり暗算解法も仕込んであります。いろいろな発想をお楽しみください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
線分比と面積比の関係をフル活用します。
たとえば、$\mytri{ABF}$と$\mytri{ACF}$に注目すると、面積比と辺長の一部がわかっています。これを活かすにはどんな補助線を引けばいいでしょうか。
辺$\mathrm{AB}$と$\mathrm{AC}$を底辺とみなすと、面積比と組み合わせて高さの比が求まります。ということは引くべき補助線は明確です。この補助線を活かすには、さらにどんな補助線が必要でしょうか。
前ヒントで引いた補助線に平行な補助線を引きます。これらと同じことをもう1回繰り返して、$\mathrm{DP}:\mathrm{PQ}:\mathrm{QE}$を求めます。
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