【補助線主体の図形問題 #005】
今回の図形問題は入試問題にもありそうな設定にしてみました。暗算でも処理しやすいように数値を調整してあります。腕に覚えのある方は頭の中だけで処理しきってみてください。
${
\def\cm{\thinspace \mathrm{cm}}
\def\mytri#1{\triangle \mathrm{#1}}
\def\jsim{\mathrel{\unicode[sans-serif]{x223D}}}
}$ 解答は小数第3位を四捨五入して、小数第2位までを単位なしで入力してください。
(例) $12\cm$ → $\color{blue}{12.00}$ $10\sqrt{2}\cm$ → $\color{blue}{14.14}$ $\dfrac{1+\sqrt{5}}{2} \cm$ → $\color{blue}{1.62}$
入力を一意に定めるための処置です。
たとえば答えに無理数を含む場合、$\sqrt{2}=1.41$や$\pi=3.14$などでは必要な桁が足りない場合があるのでご注意ください。
近似値を求める際には、関数電卓やグーグルの電卓機能、Wolfram|Alpha https://www.wolframalpha.com などのご利用をお勧めします。
三平方の定理はもちろん、相似も活躍します。補助線で相似三角形をこしらえましょう。
$\mytri{DAE}$は二等辺三角形で、頂角である点$\mathrm{D}$から底辺$\mathrm{AE}$に垂線を下ろしたくなります。この垂線の足を$\mathrm{H}$とでもしておきましょう。これをふまえて相似三角形をどこに作ればいいでしょうか……。
点$\mathrm{B}$から辺$\mathrm{AC}$に垂線を下ろして、垂線の足を$\mathrm{I}$とでもしておきましょう。もちろん$\mytri{ADH} \jsim \mytri{ABI}$で、$\mytri{ABI}$の3辺の長さを求め、その比を$\mytri{ADH}$に移してやりましょう。
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