解答は,$AP:PC=\boldsymbol{3:5}$
【解1】
$AC$ を軸として,$D$ に対称な点を $D'$ とする.このとき,$AP+PE=A'P+PE$ なので,$P$ が線分 $A'E$ 上にあるとき,$AP+PE$ は最小値をとる.
直線 $DD'$ と辺 $BC$,および辺 $AC$ の延長との交点を,それぞれ $Q,R$ とする.
このとき,対称性より $\angle ARD=90^{\circ}$ なので,$\triangle ADR$ は $30^{\circ}$ 定規型である.よって $AD:AR=2:1$.これと $AD:DB=3:1$,$AB=AC$ を加味すると,$RA:AC=3:8 \cdots(1)$
次に,$A$ を通り直線 $D'Q$ に平行な直線を引き,辺 $BC$ との交点を $S$ とする.
このとき,$BQ:QS=BD:DA=1:3$,$QS:SC=RA:AC=3:8$ より,$BQ:QC=1:11$.これと $BE:EC=3:1$ を併せて,$QE:EC=8:3$.
また,$DQ:AS=BD:BA=1:4$,$AS:RQ=CA:CR=8:11$ より,$DQ:RQ=2:11$ であり,$D'R=RD$ と併せて,$D'R:RQ=9:11$.
以上を踏まえ,$\triangle CQR$ と直線 $ED'$ に関するメネラウスの定理より,
$$
\begin{eqnarray}
\dfrac{CE}{EQ}\cdot\dfrac{QD'}{D'R}\cdot\dfrac{RP}{PC}&=&1\\
\dfrac{3}{8}\cdot\dfrac{20}{9}\cdot\dfrac{RP}{PC}&=&1\\
\therefore\dfrac{RP}{PC}&=&\dfrac{6}{5}
\end{eqnarray}
$$これと $(1)$ を併せると,$AP:PC=3:5 \square$
【解2】
$A$ を原点,直線 $AB$ を $x$ 軸とする座標平面上で考える.
$AB=AC=8$ とする.このとき $B\left(-4\sqrt{3},-4\right)$,$C\left(4\sqrt{3},-4\right)$,$E\left(2\sqrt{3},-4\right)$,$AD=\dfrac{3}{4}AB=6$ を得る.また,点 $D'$ を解1と同様に定めると,$\angle BAD'=\angle CAD'=120^{\circ}$ かつ $\angle BAO=\angle CAO=60^{\circ}$ より $D'$ は $y$ 軸上にあり,$AD'=AD=6$ より $D'(0,6)$ を得る.また,直線 $AC$ の方程式は $y=-\dfrac{1}{\sqrt{3}}x$ であるから,$P\left(p,-\dfrac{1}{\sqrt{3}}p\right)$ とおける. このとき,$P$ が直線 $D'E$ 上にあればよく,これは2直線 $D'P,DE$ の傾きが等しいことと同値である.したがって,
$$
\begin{eqnarray}
\dfrac{6+\dfrac{1}{\sqrt{3}}p}{-p}&=&\dfrac{10}{-2\sqrt{3}}\\
\therefore p&=&\dfrac{3\sqrt{3}}{2}
\end{eqnarray}
$$このとき,$AP:PC=3:5 \square$
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