与式を変形すると
\begin{eqnarray}
\sum_{n=1}^{9}\frac{n(10^{2n+1}-1)}{9\cdot10^{n^2+2n}}&=&\sum_{n=1}^{9}\frac{n}{10^{n^2}}\cdot\frac{10^{2n+1}-1}{10^{2n}\cdot(10-1)} \\
&=& \sum_{n=1}^{9}n\cdot0.1^{n^2}\cdot\frac{1-0.1^{2n+1}}{1-0.1} \\
&=& \sum_{n=1}^{9}n\sum_{k=n^2}^{n^2+2n} 0.1^k \\
&=& \sum_{k=1}^{99} \lfloor \sqrt{k} \rfloor 0.1^k
\end{eqnarray}
となる。ただし途中で等比数列の和の公式を用いた。よって、この和を $10$ 進小数で表すと、$k=1,2,\ldots,99$ に対して、小数第 $k$ 位には $\sqrt{k}$ の整数部分を表す $1$ 桁の数が現れることがわかる。特に $k=61,62,\ldots,70$ に対応する $\sqrt{k}$ の整数部分はそれぞれ $7,7,7,8,8,8,8,8,8,8$ であるから、答えは $7778888888$ である。
上記のような変形に気づかなくても、$n=1\sim9$ の各項について、どんな数字が小数第何位から第何位まで続くのかを考えると比較的すぐに解けます。なおWolfram Alphaに投げると、
$$
\sum_{n=1}^{9}\frac{n(10^{2n+1}-1)}{9\cdot10^{n^2+2n}} = 0.111222223333333444444444555555555556666666666666777777777777777888888888888888889999999999999999999
$$
だそうで、ちゃんと計算してくれてるようです。すごい。
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