以下の問題において,1日は正確に24時間,1時間は正確に60分,1分は正確に60秒であるとする。
1太陽年(すなわち地球の公転周期)を正確に31556925秒とする。1年を365日とした暦(以下「暦」という)と太陽年を合わせるため,ある$X$年の暦において,次の条件に当てはまったときにうるう年を施す。
$X$が4で割り切れる年を366日とする。これをうるう年という。
$X$が100で割り切れる年には施されるはずだった,うるう年をキャンセルする。
$X$が400で割り切れる年はうるう年とする。
このうるう年の仕組みにより,太陽年と大きくずれることなく暦を運用できる。
ある年$Y$年において,うるう年を勘案しても暦が太陽年と1日以上のずれを起こすことが分かった。このとき,$Y$の最小値を求めよ。ただし$Y$は自然数とする。
解答は自動で判定されます。半角数字のみで答えてください。単位,カンマ区切り,0埋め,有効数字などは必要ありません。
太陽年と暦が1日分ずれた後,うるう年の仕組みにより再び1日以内にズレが収まります。これをしばらく繰り返した後,その頻度が多くなり,やがてうるう年では対応できないレベルにまでずれていきます。
まず100で割り切れる年のルールは考えずに,4で割り切れる年について考えてみればよいと思います。
西暦が4で割り切れるときの差を中心に考えましょう。解説では漸化式を使いましたが,別にそれほどの計算はいりません。
ヒント3を開けると解答の範囲が分かってしまいます
問題文で示されているうち,400年のルールはこの問題においては実質いりません。なぜなら答えは400年未満だからです。
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